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妖斥人169

「待ってください」
 くらはの後ろから声が追いかけてきた。村長が家から駆け出てくる。
「行かれるのですか?」
「ああ。世話になりました」
「そうですか。お手を煩わせて申し訳ありませんでした」
 村長は唐突に頭を下げた。
「息子の不始末は、私の責任です」
 くらはは言葉を返すことができなかった。謝られるとは思っていなかった。
「あれが幼いときに母が亡くなりまして、しっかり育てなければと気負うあまり厳しくしすぎたようです。屈折してしまった心に気づきもしませんでした」
「憎くないのかい?」
「憎むのはお門違いでしょう」
 村長は否定はしなかった。くらははそれが答えだと思った。
「もういい。行く」
 きびすを返した。くらはの中に腹立たしさはなかった。理不尽さだけが満ちていた。それはどうしようもないことだった。くらはの中で様々な認識が変化していた。


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