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妖斥人160

 村長は瞳を伏せ、小さく呟いた。
「わらわにはおぬしの所業が分からぬ。なぜあのようなむごいことを。人世(じんせ)では妖の肉を食らうものなのか?」
「とにかく強くなりたかったんだ。誰にも小さくならなくてもいいくらい。食えば血肉になる」
「馬鹿げたことを。外的強さばかりを求める小者か」
「馬鹿げてなんかないさ。現に、こうやって強くなれた」
 ころくはあずみといずみの両親、えんから聞きかじったことを一くくりにしていた。宿召と修験術は全く異なるものであり、そのどちらにも精通していないものが混同していいものではなかった。
「それで強くなったと申すか。面白い」
 たまもは口元を袖口で覆い、笑った。
「やってみれば、分かることだろ?」
 気弱だったころくはそこにはもうなかった。たまもに負けることなく笑みを浮かべていた。
「そうじゃのう」
 ゆったりと笑みつつ、たまもは後ろへと下がる。くらはの隣まで下がると、手に触れ心の中で声を発した。
『くらは』
『なんだい?』
『わらわに主の体を貸せ』
 その間も、たまもはいずみの姿でころくと睨み合っていた。



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